選定ガイド
PVケーブル 3.5sqと5.5sqの違い|住宅用と長距離配線の境界線
仕様の比較(PV-CC1500V・JET認証品)
- 導体:3.5sq=軟銅より線 7/0.8、5.5sq=軟銅より線 7/1.0(いずれもJIS C 3102準拠)
- 製品外径:3.5sq=6.3±0.15mm、5.5sq=7.1±0.15mm
- 導体抵抗(20℃):3.5sq=5.09Ω/km以下、5.5sq=3.27Ω/km以下
- 許容電流:3.5sq=45A、5.5sq=60A
- 概算重量:3.5sq=71g/m、5.5sq=99g/m
- 共通:定格DC1500V・耐電圧AC6500V/DC15000V(5分間)・JET認証(JCS4517:2024)
3.5sqが選ばれる場面
3.5sq は住宅用・小規模低圧案件の定番サイズです。一般的なストリング電流に対して許容電流45Aは十分な余裕があり、配線距離が短い案件では電圧降下も問題になりません。
軽くて取り回しがよく、単価も抑えられるため、「距離が短く電流も標準的」という条件がそろうなら最もコスト効率のよい選択です。
5.5sqに切り替えるべき場面
3.5sq と 5.5sq では導体抵抗が約1.6倍違います。距離が伸びるほど電圧降下=発電ロスの差が大きくなるため、「サイズアップのケーブル代」と「20年分の売電ロス」を天秤にかけて判断するのが基本です。次のような条件では5.5sqを検討してください。
- 接続箱・パワコンまでの配線が長い(目安:片道数十m後半〜100m級)
- 電流の大きいストリング構成・パネル大型化で余裕を持たせたい
- 設計上の電圧降下率制約(2%以内など)が厳しい
- 将来の増設を見込んで幹線に余裕を持たせたい
同一案件での併用もよくある構成
実際の現場では、パネル近傍の短い配線は3.5sq、接続箱からパワコンまでの幹線は5.5sq、と距離に応じて併用する構成が多く採用されています。当店では両サイズとも国内在庫があり、同時発注・同時出荷が可能です。