選定ガイド

PVケーブル 4.0sqと5.5sqの違い|許容電流・電圧降下で選ぶ

仕様の比較(PV-CC1500V・JET認証品)

当店取扱いの PV-CC1500V ケーブルの納入仕様書から、4.0sq と 5.5sq の主要仕様を比較します。

  • 導体:4.0sq=軟銅より線 52/0.3、5.5sq=軟銅より線 7/1.0(いずれもJIS C 3102準拠)
  • 製品外径:4.0sq=6.3±0.15mm、5.5sq=7.1±0.15mm
  • 導体抵抗(20℃):4.0sq=5.09Ω/km以下、5.5sq=3.27Ω/km以下
  • 許容電流:4.0sq=48A、5.5sq=60A
  • 概算重量:4.0sq=75g/m、5.5sq=99g/m
  • 共通:定格DC1500V・耐電圧AC6500V/DC15000V(5分間)・JET認証(JCS4517:2024)

一番の違いは「電圧降下」

許容電流はどちらも一般的なストリング電流(十数A)に対して十分な余裕があります。実際の選定で効いてくるのは導体抵抗の差、つまり配線距離が伸びたときの電圧降下です。

5.5sq の導体抵抗は 4.0sq の約64%。同じ電流・同じ距離なら電圧降下(=発電ロス)も約64%に抑えられます。パワコンや接続箱まで片道100mを超えるような長距離配線では、この差が20年間の売電量の差として積み上がります。

使い分けの目安

最終的にはストリング電流・距離・許容電圧降下率(一般に2%以内が目安)から計算して決めますが、実務上の目安は次のとおりです。判断に迷う場合は案件条件をお知らせいただければ選定のご相談に乗ります。

  • 4.0sq — 低圧〜高圧の一般的な案件の主力サイズ。配線距離が標準的(〜数十m)ならこれで十分
  • 5.5sq — 片道100m級の長距離配線、電流の大きいストリング、電圧降下率の設計制約が厳しい案件
  • 併用 — 幹線側だけ5.5sq、パネル近傍は4.0sqのように距離に応じて使い分けると材料費を最適化できる

価格と入手性

5.5sq は銅量が多いぶん単価は上がりますが、当店では 3.5sq/4.0sq/5.5sq いずれも国内在庫を常時確保しており、500m巻・1000m巻のドラム単位で最短当日出荷が可能です。会員登録(無料)で現在の在庫と価格をすぐご確認いただけます。