基礎知識

PVケーブルとCVケーブルの違い|太陽光でどっちを使う?

結論:直流側はPVケーブル、交流側はCVケーブル

太陽光発電所の配線は、パワーコンディショナ(パワコン)を境に大きく2つに分かれます。パネルからパワコンまでの直流(DC)回路にはPVケーブル、パワコンから分電盤・系統側の交流(AC)回路にはCVケーブル(CVT)を使うのが基本の使い分けです。

それぞれ設計された用途がまったく異なるため、「どちらが良いケーブルか」ではなく「どこに使うか」で決まります。

CVケーブルとは

CVケーブルは架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルの略称で、建物の幹線や動力回路など、交流の電力配線で広く使われる汎用電力ケーブルです。3本をより合わせたCVTケーブルもよく使われます。

実績豊富で信頼性の高いケーブルですが、設計の前提は主に「配管・ダクト内やケーブルラックでの交流配線」。屋外に長期間むき出しで敷設される使い方や、直流1000Vを超える高電圧は想定されていません。

PVケーブルとは

PVケーブル(太陽光発電用ケーブル)は、パネル間・パネル〜接続箱・接続箱〜パワコンの直流回路専用に設計されたケーブルです。当店の PV-CC1500V はJET認証(JCS4517:2024)取得品で、直流1500Vに対応します。

  • 定格DC1500V — 高電圧の直流ストリング回路に対応
  • 耐候性・耐UV性 — 架台裏など屋外露出配線で数十年の使用を想定
  • 耐熱・低温性(-40℃)・難燃 — パネル裏の高温から寒冷地まで
  • 柔軟な単心撚線構造 — 現場での取り回し・コネクタ端末処理がしやすい

主な違いの比較

  • 用途:PV=直流(パネル〜パワコン)/CV=交流(パワコン〜系統側)
  • 定格電圧:PV-CC1500V=DC1500V/低圧CV=600V級が代表的
  • 耐候・耐UV:PV=屋外露出前提/CV=配管・ダクト保護が前提
  • 構造:PV=柔軟な単心/CV=単心〜多心・CVTなど構成が幅広い
  • 認証:PV=JET認証(JCS4517)が求められる場面が多い/CV=JIS規格品

CVケーブルで代用できる?

「手元にCVケーブルがあるからDC側もこれで」という代用はおすすめできません。屋外露出の直流高電圧回路では被覆の耐候性・耐UV性が寿命に直結し、想定外の使い方は数年後の絶縁不良・地絡のリスクになります。

また、EPC・設計事務所の仕様書ではDC側に「JET認証PVケーブル」を指定するのが一般的で、竣工検査や系統連系の書類確認で不適合が発覚すると、引き直しの手戻りは膨大です。DC側は最初からPVケーブルを使うのが結果的に最も安全で安い選択です。

当店の取り扱い

PVCABLE.JP では、DC側のPVケーブル(PV-CC1500V 3.5sq/4.0sq/5.5sq・JET認証品)を国内在庫から最短当日出荷でお届けします。サイズ選定に迷う場合は、ストリング電流と配線距離をお知らせいただければご相談に乗ります。